プログラミング教育について考えてみた

未踏をやっていた高校生と話す機会があって、プログラミング教育についてちょっと自分なりに考えてみた。

プログラミングの授業

その人は、プログラミングの授業とかプログラミング教室で勉強したわけでもなく、親がプログラマだったわけでもなく、部活の運営を工夫していくうちにプログラミングをするようになったのだという。

自分の場合、大学は情報系ではなく、会社に入ってからプログラミングをするようになったのだけど、それでも十分やっていけてるし、会社の同僚・後輩を見ていても、情報系の学部を出ているかどうかとプログラミングが出来るかどうかは、それほど大きが相関がないような気がしている。

なので、学校で「プログラミングの授業」をすることがプログラミング教育なのかな、と思ってしまう。

音楽や美術に近いのでは?

プログラミングは

  • 上達するにはトレーニングが必要(写経とかね)
  • 適性のある人とない人がいる
  • できる人とできない人の差が激しい
  • 頭の良し悪しとは単純にはリンクしない
  • 全員ができるようになる必要はない

という点で、いわゆる五教科(国語、数学、理科、社会、英語)より、実技系の科目、音楽や美術に近いのかな、という気がする。

そう考えると、プログラミングは授業としてもあってもいいけれど、才能のある人を育てるという意味での教育は学校の授業の中ではなくて、外にあると思う。

そして、ペーパーテストで評価するのではなくて、実技・作品で評価する仕組みが必要かな。

ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち

ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち

情熱プログラマー ソフトウェア開発者の幸せな生き方

情熱プログラマー ソフトウェア開発者の幸せな生き方