転職して2年たってわかったことを振り返ってみる

現職に転職したのがちょうど2年前の4月なので、転職してからまる2年たったことになる。なので、自分の覚書も兼ねて転職してわかったことを振り返ってみようと思う。

(あと1年たったらまた違う感想になっているんだろうな…)

どこからどこへの転職なのか

メーカー系の SIer から Web広告の企業。直接転職したわけではなくて、1年くらいの無職期間があって海外に行ったりした後の転職だった。2月になってから転職活動を始めて3月末に決まったんだけど、書類選考を含めると37社応募したんで、結構辛かった…

転職して良かったこと

転職するにあたって、これはいいなっていうポイントは結構満たされたのだけど、実際にその環境に身を置いてみるとあっという間に慣れてしまった。例えば次のようなこと

ユーザーに近いWeb系の仕事

前職ではどちらかというと B2B のお堅いシステムが多かったので、一般ユーザーが使うWeb系の仕事をしたかった。今の仕事を B2B2C なので、一般ユーザーが直接使うシステムでは無いけどWeb広告という点では、少し前進。

英語を使う仕事

一応 TOEIC 900点台は持っているので、それを活かせるような仕事をしたかった。前職でも海外出張とかあったけど、日常的に使う機会はなかった。現職だと、普段から海外企業と直接やりとりしているので、毎週英語でのテレカンがあるし、英語でのメール・チャットも日常的。

新しい技術に積極的

前職だと顧客も大企業ってこともあって、技術選定はどうしても保守的。10年サポートが欲しいとか言われても…無理です…という。現職だとビジネスそのものが変わっていくスピードが早いので、AWSGCP のようなクラウドを使うのも普通だし、開発言語に Scala や Go を使っているプロジェクトもある。

ネット上のリソースに自由にアクセスできる

前職では GitHub にアクセスするのにも申請が必要で、仕事をする上での障害にもなっていたので、そういう制約はなるべく無い環境で仕事がしたかった。現職ではほとんどない。

Mac で開発ができる

個人ではずっと Mac を使っていたので、仕事でも Mac を使える環境がよかった。現職だと会社の PC で Mac が選べるし、個人で持っている Mac を BYOD で使うこともできる。

フリードリンク

頭を使うときは、飲み物が欠かせないタイプなので、ドリンクがタダで飲める環境がよかった。少なくとも、水を買うのはないよな〜と思っていた。現職だと、水はもちろんコーヒーや紅茶なども無料で飲める。これは素晴らしい。

ギャップあるいは幻滅

文化の違い

メーカー系の文化(ものづくり重視)から広告代理店系の文化へのギャップはあった。これは、どちらがいいという問題ではなくて、慣れの問題かな。

ただ、新卒で入った会社にいる間は他の文化を知らないから気づかないけど、転職するとギャップを感じる。

変わらなかったこと

得意領域

前職では、結構長い間1つのプロダクトの仕事をしていて、その製品では社内で一番詳しくなって神様とか言われたこともあったけど…同じ技術ばかりやっているのが嫌になって辞めたのだった。転職してしばらくは知らない言葉が飛び交っていてすごく新鮮だったのだけど…2年経つと自分が社内で一番詳しいプロダクトというものが出来てしまって、聞かれる立場になっている。

人は大事

ビジネスや技術を別にして「誰と仕事をするのか」っていうのはものすごく大事。どんなに儲かるビジネスでも、最先端の技術をつかっていても、嫌いな人・合わない人を仕事をするのはしんどいもの。

転職すると、一緒に仕事をするひとがリセットされるから、気の合った人と一緒になるかはわからない。

まあ、トータルで考えると転職して良かったかなとは思う。