iPhoneやめましたというエントリと、それに反論するiPhoneの魅力を考えて見たなどのエントリが流行っているみたいなので、自分もなぜiPhoneに不満がないのか考えてみました。
iPhone 3GSを購入したのは今年の11月。それまではドコモのSH901iSを使っていてMNPで切り替えました。また、初代iPod touchを持っていたので、iPodと携帯の一本化という意味もありました。
iPhoneにしてからは全然不満がありません。それまで、携帯でインターネットを使うことはあまりなかったのですが、iPhoneにしてからはそれまでPCでやっていたようなこともiPhoneでやるようになりました。
そこで、個人的な内容ですが、なぜiPhoneに不満がないのか書いてみます。
おサイフケータイ
自分にとって一番のネックはこれでした。
おサイフケータイを定期券として使っていたので。結局、以前から持っていた定期券付きView Suicaカードにオートチャージして使っています。それでもグリーン券の購入や、ヨドバシの会員カードなどでちょっと不便ですが、「iPod touch + 携帯」が、「iPhone + 数枚のカード」に変わったと考えると、スペース的には圧縮されたので、まぁいいかな、という感じです。
バッテリーの持ち
以前使っていたSH901iSは、使っているうちにバッテリーが膨らんで、ほとんど電池がもたなくなっていました。都合3回バッテリーを購入したのですが、バッテリーが劣化してくると予備電池なしでは通話もカメラも使えない状態でした。
そこからiPhoneになったので不満がありません。むしろ、SH901iSの信頼できないバッテリー表示(フル表示でも通話する急に減ってしまう)に較べると、持ちが悪くてもきっちり % 単位で表示してくれるiPhoneの方が予備バッテリーを繋ぐタイミングが分かりやすいので信頼できると思っています。
文字入力
以前、事情があって同時に3台の携帯を使っていたことがあります。
- SH901iS : 個人用
- N901iL : 会社用
- L904i : 海外用
3台使っていて何が困ったかというと、どれも日本語入力の方法が違うこと。「あいうえお」くらいなら問題ないですけど、句読点や記号、英数字の切り替えや大文字・小文字の入力はそれぞれ違うので、キーを何回も押して、手探りで入力していました。キートップにはマイナー記号まで載ってないので、入力してみないと何が入力されるかわからないんですよね。
この点をあまり指摘する人がいないのですが、iPhoneって初心者向きだと思うのです。
ハードウェアキーボードは熟練者には便利でも、初心者はキートップに載っていない文字を入力するのに苦労します。その点、モードが変わると(ソフト的に)キートップの文字が変わるiPhoneは初心者でも簡単に入力できます。自分は、もともと携帯でブラインドタッチが出来なかったので、iPhoneになってから入力速度は上がったと思います。
日本製携帯=マニュアル車、iPhone=オートマ車
iPhoneに変える前は、おサイフケータイを除くと、あまり携帯を活用していませんでした。パケット定額に入っていなかったのでフルブラウザも使わず、メールや経路検索ぐらい。そんな自分と違って「iPhoneやめました」を書いた吉岡さんは、携帯をぎりぎりまで使いこなしていた人だと思います。
吉岡さんが感じたのは...例えると、マニュアル車(日本製携帯)を乗りこなしている人がオートマ車(iPhone)を運転してしまったような感覚ではないでしょうか。そう考えると、「普通の携帯ならメールを打ちながら急いで歩くことができるのに」「物理的なキーボードがないデバイスは、触っていて楽しさ半減」という表現も納得できます。
別の例だと...日本製携帯って「メニュー+1+1」みたいに番号を打って機能を呼び出すことが出来ますよね?あれって、要するにコマンドライン入力です。iPhoneはそういったショートカットがない代わりに、今使える機能をソフト的にビジュアルに見せてくれます。だから、日本製携帯=UNIX的(DOS的)、iPhone=Mac的(Windows的)かな?とも思ってしまします。

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