日本製携帯=マニュアル車、iPhone=オートマ車

まだ、iPhoneやめました続きで盛り上がっているみたいなので、この前書いたエントリの続きをもう少し書いてみます。

キートップがソフト的に表示されるiPhoneは初心者向き

前のエントリでは、キートップがソフト的に切り変わるiPhoneは表示されている文字がそのまま入力できるので、初心者にとって簡単。一方で、吉岡さんみたいに、携帯でブラインドタッチが出来るような人には、ハードウェアキーボードの方がタイトな操作感を感じられて入力が早い、ということで、これを「日本製携帯=マニュアル車iPhone=オートマ車」と例えてみました。
Appleは、MacBook Proでもトラックパッドを手のひらが触れたときには反応しないように作っています。これは、センサーの入力にダイレクトにレスポンスを返すのではなくて、センサーの入力をもとにソフトウェアが「人間が何をしたいか?」を判断して、それに応じたレスポンスを返すような設計になっているということです。iPhoneでも同じような設計がされていることが予想できます。
このへんも、飛行機のフライ・バイ・ワイヤや自動車のオートマチックトランスミッションの設計思想に通じるところかな、と思っています。

iPhoneは発展途上

そして、運転の上手な人がマニュアル車を好むように、iPhoneも携帯熟練者にとっては「ダイレクト感がない」と感じさせてしまって、結果として「iPhoneやめました」になったと思うのです。
でも、オートマ車も最初から完成度が高かったわけでなく、技術が上がるにつれて徐々に普及していったという歴史があります。同じようにiPhoneもソフトウェアのアップデートで洗練されて、よりダイレクトな操作感を獲得していくような気がします。だから、日本の携帯メーカーは「iPhoneやめました」という人がいても安心しちゃいけないと思うのですよね。

ところでオートマ車って日本やヨーロッパよりもアメリカで最初に普及したんですね(知らなかった...)。iPhoneがアメリカ生まれなのも、このあたりが関係しているのかもしれません。

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